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タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

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ブログを引っ越します。

いつもクレームブログをご愛読頂き
本当にありがとうございます。


このたび、当ブログを閉鎖して、もうひとつの
私のブログに合体させることにしました。

理由としまして、いくつかのブログで違った内容を
ご提供していくことは、それぞれの内容が薄いものに
なってしまうと、思ったからです。

このブログの読者の皆様には、大変申し訳ないのですが
下記のブログに引っ越しても今まで以上の応援・コメントを
よろしくお願いします。


引越し先は

http://hasegawa-k.blog.eonet.jp/

長谷川タイル工業㈱ブログ
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タイル屋のクレーム

タイルのクレームは、いっぱいあります。

中には、とんでもないものもあります。



クレームは、私たち業者にとってあまり良い響きでは
ありません。

タイルが落ちた、浮いている、傷がある、いがんでいる
目地が穴開いてる、割れてきた、クラックがある、張り方がわるい
白華してきた、水がたまる、段差がある、滑る、角がとがってる・・・・


たくさんあります。

でも個人的な意見として、クレームは会社を育ててくれる。

きれいごとのように聞こえるかも知れませんが、1つの
クレームで、職人さんの意識が変わったり、技術が向上したり
会社の質があがったり・・

お客さまの声は、神様がもう少し頑張れ!といってくれている
と、私は思っております。



が、クレームの中には、言いがかりや耳を疑うような
モノもあります。



今回のクレームもそんな内容です。


3年前に竣工した、某H邸は、洗面所に400角の
鏡面のタイルを壁に張っています。

この3年間の間にも何度となくクレーム処理に
足を運んでいるのですが、今回は洗面所のかべの
タイルに、「汚れが付いている」という内容です。

はじめて聞いた時、何か汚れをつけてしまって
それを綺麗にしてほしい、という内容だと思いました。



が、


「これは、竣工当時から付いていた汚れだ」


といってきたのです。


現地で、見ても気が付かないような薄い汚れで
そういわれれば、竣工当時からのものかな?とも
思いますが、

このお客さまは、竣工時もとても厳しく
なんども何度も検査を繰り返し、どんな小さい
傷でも補修や張替えをさせられるとても厳しい
お客さまだったのです。

「なぜ?竣工時にあった汚れなら竣工前に言わないんだ??」



私たち業者は、お客さまや工務店があって仕事を頂いて
いるので、竣工して何年経っていても

「ちょっと汚してしまったので、綺麗に直してくれる?」

と、言っていただければ、それぐらいは無償ですぐに
飛んでいって直します。それぐらいお客様を大切に
したいと思っているのです。


クレームは、会社の質を上げてくれるものですが
今回のクレームは、私のモチベーションを極度に
落とすないようでした。


長々と私の愚痴をきいていただき、ありがとうございました。

同等品とは?

現場での打合せで、予算もないのでVE提案を
します。

VE提案とはコストダウンの手法で、仕様ダウンとコストダウンを提案していくのです。

もちろん品質を落とさずに、コストダウンさせるのです。
つまり、代替商品を提出するのもひとつです。

タイル業界では、基本中の基本で、私もほとんどの
物件で予算に合う材料や工法を提案しています。


今回、役所物件で土間タイルのVEを提案していました。

商品名は、INAXのピアッツアで、それを他社の商品に
変更しようと思い、見本と製品データ(試験成績表)を
提出していました。


役所に提出し、その返事が返ってきました。

「代替商品(同等品)として認めない」

とのことでした。

私は、同じJIS規格なのに、理由がわかりませんでした。

理由は、試験成績表の中で、「曲げ強度」という項目が
あり、INAXの商品は、312.9N/cmで他社製品は
292N/cmでした。

JIS規格では、120N/cm以上なので、どちらも
クリアしているのですが、この数値では、INAXの
同等品にはならないのです。

厳しい!

役所というところは、ここまで見てるんですね。



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