タイルのクレームは、いっぱいあります。
中には、とんでもないものもあります。
クレームは、私たち業者にとってあまり良い響きでは
ありません。
タイルが落ちた、浮いている、傷がある、いがんでいる
目地が穴開いてる、割れてきた、クラックがある、張り方がわるい
白華してきた、水がたまる、段差がある、滑る、角がとがってる・・・・
たくさんあります。
でも個人的な意見として、クレームは会社を育ててくれる。
きれいごとのように聞こえるかも知れませんが、1つの
クレームで、職人さんの意識が変わったり、技術が向上したり
会社の質があがったり・・
お客さまの声は、神様がもう少し頑張れ!といってくれている
と、私は思っております。
が、クレームの中には、言いがかりや耳を疑うような
モノもあります。
今回のクレームもそんな内容です。
3年前に竣工した、某H邸は、洗面所に400角の
鏡面のタイルを壁に張っています。
この3年間の間にも何度となくクレーム処理に
足を運んでいるのですが、今回は洗面所のかべの
タイルに、「汚れが付いている」という内容です。
はじめて聞いた時、何か汚れをつけてしまって
それを綺麗にしてほしい、という内容だと思いました。
が、
「これは、竣工当時から付いていた汚れだ」
といってきたのです。
現地で、見ても気が付かないような薄い汚れで
そういわれれば、竣工当時からのものかな?とも
思いますが、
このお客さまは、竣工時もとても厳しく
なんども何度も検査を繰り返し、どんな小さい
傷でも補修や張替えをさせられるとても厳しい
お客さまだったのです。
「なぜ?竣工時にあった汚れなら竣工前に言わないんだ??」
私たち業者は、お客さまや工務店があって仕事を頂いて
いるので、竣工して何年経っていても
「ちょっと汚してしまったので、綺麗に直してくれる?」
と、言っていただければ、それぐらいは無償ですぐに
飛んでいって直します。それぐらいお客様を大切に
したいと思っているのです。
クレームは、会社の質を上げてくれるものですが
今回のクレームは、私のモチベーションを極度に
落とすないようでした。
長々と私の愚痴をきいていただき、ありがとうございました。
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