現場での打合せで、予算もないのでVE提案を
します。
VE提案とはコストダウンの手法で、仕様ダウンとコストダウンを提案していくのです。
もちろん品質を落とさずに、コストダウンさせるのです。
つまり、代替商品を提出するのもひとつです。
タイル業界では、基本中の基本で、私もほとんどの
物件で予算に合う材料や工法を提案しています。
今回、役所物件で土間タイルのVEを提案していました。
商品名は、INAXのピアッツアで、それを他社の商品に
変更しようと思い、見本と製品データ(試験成績表)を
提出していました。
役所に提出し、その返事が返ってきました。
「代替商品(同等品)として認めない」とのことでした。
私は、同じJIS規格なのに、理由がわかりませんでした。
理由は、試験成績表の中で、「曲げ強度」という項目が
あり、INAXの商品は、312.9N/cmで他社製品は
292N/cmでした。
JIS規格では、120N/cm以上なので、どちらも
クリアしているのですが、この数値では、INAXの
同等品にはならないのです。
厳しい!
役所というところは、ここまで見てるんですね。
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