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タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

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上乗せ保険Ⅱ

助かったよ。

1年ぐらい前の話です。

その日の作業も終わりに近づき
職長のNさんが明日の仕事の段取りをしに
足場へ上がった時でした。

現場の足場が固定されておらず、Nさんは
地下のコンクリートの上に転落したのです。

彼は、事業主として労災特別加入していました。

ご存知の通り、事業主の労災は治療費や入院費
は、全額保険でまかなえます。そして休業補償も
掛け金によって支給されるのです。

が、休業補償を1日1万円の設定にしていた場合
80%の8,000円しか支給されません。

実情としては、掛け金のことや個人の保険の
こともあり、1日5,000円の補償にしている方も多く
その場合、4,000円しか補償されません。

一家の大黒柱が仕事を休み、1日4,000円では
実際厳しいですよね。

ですが、上乗せ保険が非常に助けとなります。

治療費、入院費と休業補償は労災保険から
お金が出ますし、上乗せ保険も掛け金や
条件によってですが、日額5000円は補償されます。

それと皆さんが個人で掛けている傷害保険などを
あわせると、何とか生活だけはできると思います。

職長のNさんも

「本当に、助かったよ」といって退院後話してくれました。

上乗せ保険にもいろいろありますが、会社からの負担や
職長会、親睦会(協力業者)などが分担した場合
それほどの負担はかかりません。

そういった意味でもみんなでもしものときのために
最低限の上乗せ保険に加入しておくべきだと
思います。

それは、事業主や会社としての責任でもあると
思います。
そして、安心して現場に送り出すことができる
と思います。
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安心して職人さんを送り出せます。

あなたは事業主として安心して職人さんを
現場に送り出すことができますか?

当社では胸を張って送り出すことができます。

今日は、その秘密をご紹介したと思います。

事業主や一人親方の労災特別加入制度はご存知ですね。
労働者はもちろん一人親方、事業主も特別加入で
万が一のときでも労災が適用されます。

しかし、あなたが事業主の場合、下請けの職人さんや
従業員に対して、労災が起きた場合、本人の保険だけ
出なく、さらに安心して仕事をしてもらえるように
してあげてください。

それが「上積み保険」です。


実質、一人親方の特別加入などの保険は、掛け金によって
治療費は十分に出ますが、休業補償に関してはほとんど
ないのが、現状だと思います。


当社では、3年前から「上積み保険」をかけていますが
最近は事業者の責任として、当たり前のようになって
きました。



事故前は保険代にあてるお金もなく
「最低限の保障があったら俺はええねん」と本人が
言い切っていたとしても労災が起きた場合
その家族はそうは思いません。

会社のために、会社の指示でその現場に
行っていたのに保障は個人任せ?

と、会社に文句を言ってきます。そういう意味でも
「上乗せ保険」をかけていた場合、本人や家族に
対して誠意をみせることができます。

掛け金によって保障も変わりますが、あると
ないでは、まったく違います。

当社も会社・職長会・親睦会で三等分して
保険をかけています。

事業者として胸を張って現場に送り出すことが
できますよ。

次回、具体的な説明もいたしますが、(上積み保険で)
かなり助かったという方もたくさんいると思います。

これも会社のリーダーとしての誇りを持って
仕事に集中してください。



労災って目が覚める思いがします。

少し前の話になります。

夜間工事でタイル工事を行っていたときです。
PM11:00ごろ電話が鳴り、当社の職長から報告
を受けました。

「○○君が怪我して・・」

一瞬、私の血液がシュワーっとした感じがしました。
話を聞いて自分でも少し落ち着いて考えられるように
なったとき

(そや!○○君は保険に入ってるって言ってた)

そう思い出し、少し安心して報告を聞いていま
した。

次の朝、○○君は右手を骨折。全治2ヶ月の診断が
出ました。労災の手続きや事故の報告書、再発防止
対策書などなど書類を山のように処理し、安全書類
をチェックしていました。

「○○君、一人親方の労災特別加入してないやん」

元請の安全担当の人がいい放しました。(うそー!?)
私は瞬間に青ざめてしまいました。

当時当社では、まだ労災や特別加入について書類や
マニュアルが整備できてなかったのです。

(保険入ってるって言ってたやん!)

○○君は「労災」という言葉もあまり知らなかった
ようで、自分が加入している団体の保険(健康保険)
に加入しているという意味だったのです。

私自身、労災保険の書類も提出してなかったので
確認もしていませんでした。

それから本人の加入している「○建労」に電話し
たり、労基(労働基準監督署)へ行ったり本人に
会いに行ったり、元請の本社に呼ばれて怒られ
たり・・・

とにかく大変でした。

一人親方や事業主の方が現場で事故された場合、
労災保険の給付を受けられません。
また、現場での事故の場合、健康保険も適用され
ないのです。

つまり、本人は保険を一切使うことが出来なく
なるのです。(ビックリするような金額が請求
されてきます)



現在は、当社でも安全衛生協議会を毎月第三土曜
に定期的に開き、安全について社員、職長が
集まり、様々な問題を話し合っています。

安全書類も個人別にデータで管理され、労災の
特別加入にはほぼ全員(98.3%)が加入してい
ます。また、会社・職長会で、労災上積み保険に
も入っています。


現場での事故は、本人はもとより、家族や周りの
人に多大な迷惑がかかります。

まだ、未加入の人はいませんか?



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