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タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

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あなたは、セメント施工のとき角ゴテを使っていますか?

私の知る限り、関西地区の多くのタイル屋さんは
セメント施工のとき、クシ目ゴテでセメントを
塗りつけていると思います。

当社の職人さんも95%は、クシ目ゴテで塗っています。

では、クシ目ゴテで塗るのと角ゴテで塗るのと
どちらの方が、良いのでしょうか?


次回、クシ目ゴテと角ゴテの違いをお伝えします。

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マスク張り工法の弱点と対策

今日は、外壁の浮き補修に呼ばれ現地で補修を
してきました。

これがその写真です。

島津1

明らかに膨れ上がっています。

カッターを入れて、はつり出すとタイルは
簡単にめくれだしました。

島津2

見てみると、「マスク張り工法」で施工したようです。
目地のあともくっきり残っています。

コンクリート面もきれいに残っています。

タイルの裏足を見てみると


島津3


これは、ツライです。

なぜ、こんな浮きが起こったのでしょうか?


原因は、いろいろ考えられますが、1番に
「叩き込み不足」です。

タイルの裏面を見てみると、タイルセメントが
ほとんどつぶれていません。

これは、「マスク工法」の時、職人さんは
「固めのネタ」を使いたくなります。なぜなら
ダレにくいからです。


そのため、たたき力が弱いと、コンクリートに
ほとんどくっつきません。

当然、接着強度も落ちます。

あと考えられる原因は、コンクリート表面の汚れです。
他に、ハイフレックスの希釈濃度の問題です。

あわてて、イケイケ施工をすると、必ず浮きや剥落事故を
起こします。

最近は、タイル下地からの剥離事故が増えていますが
タイルの技術力で剥離事故を起こしては、言い訳できません。

「マスク張り工法」工法が悪いわけではありません。

その工法の手順やルールを守らないのが
悪いのです。




これが、当社の施工だったら・・・と考えると

会社が訳なく、吹っ飛びます。

53歳の奥さんが素手で大理石を真っ白に洗える薬

洗浄1

玄関の床に、白い大理石を張っていたのですが
靴で砂やホコリを持ってくるので、汚れがひどくなっていました。

洗浄2

専用の洗剤を使って15秒ぐらい洗います。

洗浄3

洗剤で洗ったあと、雑巾で水ぶきをして作業は完了です。

この薬品のいいところは、素手で作業ができて
素人のお客さんが自分で、できることです。


ホテルのロビーの床なども、これで洗っています。

洗うだけで、表面の汚れを取り除き、ツヤも戻ります。


今後、リフォーム工事などでも
活躍しそうな予感がします。


引張試験を自社で行うには?

いつも情報を活用していただき
ありがとうございます。

関西では、4月からメーカーによる引張試験が
できなくなります。

当社では、100%日本化成㈱のタイルセメントと
メジセメントを使用しているので、今までは
日本化成㈱で、引張試験もお願いしていました。

4月からは、日本化成㈱で試験ができなくなるので
当社は、自社で引張試験をすることにしたのです。

が、今まですべてメーカー任せにしていたので
当然、試験もしたことがなかったのです。


そこで、日本化成㈱を講師に招き、今施工中の現場で
講習会を開きました。


動画は、コチラ



最初は、戸惑うこともありましたが
最後には、全員きちんと試験できるようになりました。


社員4名、職長2名で講習を受けたのですが
あと2~3現場ぐらいで講習会を開き、職長全員が
試験を行えるようにしたいです。


ちなみに、業者に頼もうとすると「ウン万円」かかる
そうですよ。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

感謝。感謝。

同等品とは?

現場での打合せで、予算もないのでVE提案を
します。

VE提案とはコストダウンの手法で、仕様ダウンとコストダウンを提案していくのです。

もちろん品質を落とさずに、コストダウンさせるのです。
つまり、代替商品を提出するのもひとつです。

タイル業界では、基本中の基本で、私もほとんどの
物件で予算に合う材料や工法を提案しています。


今回、役所物件で土間タイルのVEを提案していました。

商品名は、INAXのピアッツアで、それを他社の商品に
変更しようと思い、見本と製品データ(試験成績表)を
提出していました。


役所に提出し、その返事が返ってきました。

「代替商品(同等品)として認めない」

とのことでした。

私は、同じJIS規格なのに、理由がわかりませんでした。

理由は、試験成績表の中で、「曲げ強度」という項目が
あり、INAXの商品は、312.9N/cmで他社製品は
292N/cmでした。

JIS規格では、120N/cm以上なので、どちらも
クリアしているのですが、この数値では、INAXの
同等品にはならないのです。

厳しい!

役所というところは、ここまで見てるんですね。