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タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

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なぜタイルは落ちるのか?最終回

大変、ご無沙汰して申し訳ありませんでした。

短期で東京に行ってきました。その話はまたの
機会にお話します。


では、早速ですが、「なぜタイルは落ちるのか?」の
最終回をお話します。最終回は、いままでのまとめと
今後の状況についてお話します。

施工上の重要ポイントは?

1、張り付けモルタルの塗り厚(2回塗り)
2、した擦り塗り(コテ圧をかけ、ガリッと塗りつける)
3、1回の塗り面積の限度
4、オープンタイム
5、練り置き時間
6、メジ直し時間

と、こんな感じでしょうか。また、施工時の環境条件による
影響や温度、湿度、風、日射の影響などが加わります。

これらのポイントに注意し、職人さんのプロ意識で施工すれば
全く問題はないと思っています。


次に、今後のタイル業界の状況は?

タイルの直張りの施工が増加しています。
直張りには、多数の問題点もあり、それはゼネコンに
理解されていないことも多いのです。

タイルの施工環境が大きく変化しています。

1、直張りが増加している。
2、コンクリート養生期間がたりない。
3、コンクリートの表面強度が弱い。
4、タイル工期が取れない。
5、タイル工事の請負金額が低い。
6、躯体からの一貫した工法になっていない。

これらには、タイルの剥離要因がたくさん潜んでいます。

そして、タイル業者だけでは、解決できないことがたくさん
あるのです。



今後、タイル業界は、直張りの危険性をゼネコンにも
周知させることが必要になります。

一人ひとりの自覚、プロ意識により健全なタイル施工が
できると思っています。


安全で高品質のタイル施工を確立し、これからも
タイル業界をもっともっと盛り上げていきましょう。


今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。


(この文章は、日本化成㈱の資料を参考にさせていただきました。)
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