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タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

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なぜタイルは落ちるのか?Ⅲ

なぜタイルは落ちるのか?

今日は、最終回です。


前回は、タイル下地の不具合などについて
お話させていただきました。

下地の汚れや吸水調整材は、今や基本中の基本です。
次はいよいよタイル張りについてお話します。

タイル張りでの施工上の問題として、

1、張りつけモルタルの塗り厚(1回塗り、2回塗り)
2、1回塗りのときのコテ圧(がりっと塗りつける)
3、塗り面積の限度
4、オープンタイム
5、練り置き時間
6、メジ直し時間


まずは塗り厚ですが、必ず2回塗りにしてください。まず
1回目は1~2ミリ程度塗ります。そのときに重要なのは
コテ圧です。

1回塗りのときに、張りつけセメントを下地にガリガリ
こすり付けるようにコテ圧をかけて塗ります。

2回塗りのときは重ねて5ミリ程度になるように塗ります。

そしてタイルを張り、叩くと張り付けセメントは2ミリぐらいに
なります。

タイルを張るときに重要なことはオープンタイムです。
オープンタイムは、15分までがいいでしょう。

最後は、メジ直しです。

タイルを張り付け後、メジ直しをする場合、すぐには
タイルが動いて直せないので、少し時間を置くと思いますが
ここで時間が空きすぎると、ちょうどセメントの硬化し始める
タイミングとかちあってしまうのです。

結果、固まりだしたときにタイルを動かすので、接着強度が
落ちてしまうのです。

このタイミングは、ズバリ職人さんの経験しかありません。

これが、タイル張りの流れになります。


以上、タイルを落とさないための施工フローです。

少しでもあなたのお役に立てたでしょうか?


次回、最終回Ⅱで、今後の課題についてお話したいと
思います。

ありがとうございました。


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