いつも情報をご活用していただき
ありがとうございます。
はるかべ工法の報告書の結果が
手に入りましたので、皆様にもおしらせ
いたします。
(はじめてみた人は、前々前回の記事を見てください。)
INAXも現場へ行き、引張試験と打音検査を
行い、その結果と解説(回答)が出ました。
まず、引張強度は0.4kgf/m㎡はクリアされていました。
ただし、張り替えた部分での検査です。
はるかべ工法の場合、0.2KでOKみたいです。
そして、打音の検査ですが、張り替えた部分は
改良圧着の要領で張り直しているので、ワンパック
ボンドの鈍い音がしたそうです。
ここまでは納得できる結果だと思います。
しかし、全体に、浮いたような音が出るのは
まだ残っていたそうです。
それに対してのINAXの回答としては、
「はるかべ工法の場合、タイルの裏面のボンドの
充填率は、20%程度でも良いので、多少、浮いた
音が出ていても問題ありません。」
という事だそうです。
苦しい言い訳のような気がしますが、メーカー
としては、そういう言い方しかできなかったのだろうと
思います。
仮に原因を突き止めてしまうと、施工の責任が
そのタイル屋さんに及ぶ可能性もあるので
どうしてもあいまいな答えになったのだろうと
思います。
私の経験でもたくさんありました。
(若干、施工に不安があるときはドキドキです。)
最終、メーカーも行って、無事工事完了になった
そうです。
施工としては、問題はないが、メーカーとして
剥離の補償はできない。といったそうです。
監督さんは、「なんか、だまされたような気がするわ。」
といってましたが、私もなんとも言えませんでした。
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今回の件で、私もいろいろ勉強させていただきました。
今後、外壁もはるかべ工法みたいな施工が、どんどん
増えてくると思います。
私たちが、まず気をつけないといけないのは、
1、下地の精度。下地は金ゴテで、きれいに補修
してもらう。
もう、すべてはこれ。これに限ると思います。
下地の不陸がなかったら、ボンド張りは楽な
もんです。
これで、97%問題が解決すると思います。
2、オープンタイム。
はる壁で気をつけたいのは、オープンタイムです。
外壁にモザイクを張る感覚でやると、命取りに
なります。
はるかべ工法も実績がまだまだ浅いので、私も
不安というか、ん~という部分があります。
まだまだ勉強することは、たくさんあります。
いつも最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
感謝。感謝。
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