「外壁タイルは、全体の2%ぐらいは浮きます。」
ええ?冒頭から飛ばしすぎですね。
でも、真実です。
外壁タイルの浮きには、必ず原因があります。
原因はいくつかありますが、一番多いのは
タイル下地がドライアウト(塗ったときに水分が失われて下地材が
くっついていない)状態になっている。
コンクリートやモルタル(タイル下地)に構造クラックがはいり
タイルを浮かしてしまう。
タイル張りの施工不良。(貼り付け時のたたき不足)
などが、あげられます。
私の経験上、タイルの施工不良で浮いたことは
ほとんどありません。
また、あっても単体で1枚や2枚程度で、落下してもあまり
影響はありません。
(ただし、施工後は必ず打音検査は必要です)
むしろ、下地不良の場合、1箇所で浮く量が50センチ四方や
2メートル四方と多く、1度に落下すると非常に危険です。
下地が浮いて、落下すると当然タイルも落ちます。
タイルの貼り付けセメントの性能もかなり高いので
よほど、たたき不足がない限り浮いたりはしません。
このように、タイル屋以外の原因で浮く場合はどうしようも
ないですが、施工前には必ず、下地チェックをお勧めします。
これは、自分を助けることにもなると思います。
でも、2%ぐらいは浮きますので、今後益々、大規模改修は続きますよ。
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