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タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

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バリバリの工事部長

素晴らしい工事部長に会いました。


昨日、とある現場で得意先の工事部長と会い
お話させていただく時間をいただきました。

実は、その工務店の某住宅の現場があるのですが
その住宅の御施主さんには、ほとほと困り果てて
いたのです。

定例の打ち合わせで、「このタイルでこの色で
いきましょう。」「この面台は、大理石でこの
石種でいきましょう」と御施主さんとの打ち合わ
せで決定したものを収めると、「やっぱり
こっちの色にしてほしい」など、何回も張替え
させられていました。


現場監督も何度かは、無理を聞いてあげていた
のですが、竣工間際になっても張替えさせようと
するので、ついに・・・

「あれほど打ち合わせで何度も確認して決めた
ものなのに、出来上がってからやり直しはないでしょう!」

と、初めて御施主さんに食ってかかったのですが、


「そんなん、私ら素人やのに出来上がってきな
わからへんわ。監督さん無茶いうたらあかんわ。」

と、呆れるほどの返事が返ってきて、これには
私たち業者もお手上げでした。


そんな話をその工事部長と話をしたのです。
でも、さすがはバリバリの工事部長です。

「そんなお客さんは、いっぱいいるよ。どれにしようか
散々迷って決められない客や、少しくらいの知識を
ひけらかして、熱弁する客。私もいっぱい見てきた。

でも、私はそんな時、これでいきましょう。とこっちで
決めてあげるんですよ。お客さんも最近は目が肥えてきて
いろいろ注文をつけてくるが、知識は当然私のほうが上
何だから、それをしっかり説明してあげて納得してもらうんだ。

するとお客さんも私のことを信頼してくれて、次からは
すべて私の意見を通してくれるようになるんだ。」


ん~。さすがバリバリの工事部長。お客さんの抑え方を
よく知ってらっしゃいます。


最近は現場監督も年齢が若く、あまり御施主さんに
こうしてああして、と強く言えない方が増えています。
それではいつまでたっても御施主さんの言いなりで
すき放題いわれます。

お客さんのニーズにこたえるのはいいのですが、度がすぎると
仕事が全くできません。

自分の持っている知識やスキルをしっかりとお客さんに
教えてあげて、お客さんを教育していく気持ちがないと
いけないと思います。

私たちは、(建築の)タイルのプロです。

プロは、儲けなくてはいけません。しっかりと
こちらの考えも聞いてもらい、お客さんにも
納得してもらわないとだめなのです。


バリバリの工事部長のように誇りとプライドを
もって仕事をしていきたいものです。


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