草津市のとある店舗の床にタイルが張ってあった。
工務店から私に電話が入り、
工務店:「床タイルが破裂してんねん。一度見てみて」
私:「えっ?」「爆発したん!?」
こんな会話から始まったのだが・・・
早速、現場に急行し、現地を見てみると
案の定、3メートル四方のタイルが膨れ上がり、
20枚ぐらいのタイルが割れている。
割れたタイルを拾って、裏返してみるときれいに
貼り付けセメントがくっついている。
明らかに施工不良だ。
担当していた、現場監督に当時の状況を
聞いてみると、突貫工事で、コンクリートを
打った次の日に、1日でタイルを張って目地を入れたらしい。
コンクリートは、打設した2日目、3日目が一番
収縮がはげしく、一定の乾燥期間をおかないと
タイルを張っても浮いたり、クラックが入ったりする。
今回は、その典型的なパターンだろう。
また、コンクリートを一発で押さえて、圧着張りで
タイルを張る場合、コンクリート表面に白い粉(白華)が
ないか、必ずチェックしなければならない。
今回もタイルの裏にセメントがしっかり食い込んでは
いるが、表面には、粉がたくさんついていた。
床タイルが、膨れ上がったりしてくるのは、こういった
施工当時の原因がほとんどである。
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