こんな家に住みたい。16:00 閑静な住宅地に建っているM邸へ
タイル補修の打ち合わせに行きました。
大きな家の塀の天端にスペインタイルが張ってあるのですが
今回の補修はそのうちの何枚かが剥がれ落ちたため
復旧と点検を依頼されたのです。
この建物は、バブル期に新築されたもので
建物の形状から屋根瓦、窓、サッシ、タイル
すべてをスペインから輸入してスペインの住宅を
そっくり日本に持ってきたような家です。
新築時は当社も施工させていただいたのですが
あらゆるところにスペインタイルが使用されていて
とても上品に仕上げられています。
いつ見てもかっこいい御家です。
屋根瓦といいドアや窓、いかにもスペインっていう
感じの家でついつい見とれていました。
「こんな家に住みたい」
打ち合わせもそっちのけでタイルの使い方や
色合い、古ぼけた感じの土間など全体の
バランスを遠めで見ていました。
幅木にも土間にもタイルが張ってあり
すべてデザイン張りされています。
タイルの使い方としてものすごく勉強に
なりました。こういうのを見ると、改めて
タイルの美しさ、良さを感じます。
ただ、悲しいかなタイルをふんだんに使った建物は
少なく、豪邸でしかタイルの風合いを楽しめなく
なってきています。
ちなみにこのM邸、新築当時のお値段は3億円だったと
思います。
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