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タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

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雨が続くとリフォームの電話が鳴ります。

「エントランスの壁から白華が出てきてる」
白華とは、コンクリートなどからセメントのアルカリやセメントが
水と反応してできる、白いアクのようなものです。

雨が続くとよくある電話です。

このマンションも築20年の古いマンションで
外壁の手摺や妻壁にもクラックがたくさん入って
いました。

今日の電話の内容は、エントランスの壁から
白華が出てきている、ということで早速見に
行きました。床から2メートルぐらいの高さで
50センチ四方の壁から白華が出ていました。

今回はお金をかけずに、応急処置のみで済ませて
ほしいという事でした。

白華を酸を使って取り除き、乾燥させてから
目地に撥水材を塗るだけの作業になりました。



正しい対処の仕方は、タイルをハツリとって
下地にクラックや不良部分がないかを確認して
不良部分を樹脂注入や下地の撤去をして、
白華の原因を突き止めてから再度、タイルを
張り直すします。

今回、内部の壁なので、外部側も点検して、最後に
撥水材を塗るという処置が正しいと思います。



目先の費用をケチッて、ふたをするだけでは
益々、建物を傷つけるだけなのですが・・・

今後、こういった物件はどんどん増え続けていくと
思います。マンションなどの大規模改修が増えてくるのは
間違いないようですね。

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