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タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

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格安ネット販売のウソ?

最近のお客さんは、やたらタイルに詳しい。
というより、建築に詳しい。

最近、頻繁にネット販売のタイルの問い合わせが
多いと思います。お客さんは簡単にネット検索して
格安タイルを探すことが出来るのです。

でも本当に安いのでしょうか?

例えば、お客さんは1平方メートル当たり
5,000円とある商品を材工の見積して欲しい
と持ってきます。

私は、早速ネットで調べて、見積をすると
9,500円になってしまいます。

お客さんは5,000円だと思っているのに
なぜ9,500円なの?と怒ってくる。



ここが一番の問題です。
確かに材料費は5,000円なのですが
運賃・当社の経費など含めると全く
別の金額になってしまうのです。

施工店にとっては迷惑な話で、さらに
こういう販売店の場合、決まって現金
前払いになっています。

このリスクを考えると全然安いとは思えません。

いつも取引しているメーカーなら信用も
出来ますし、もちろん売り掛けです。

こういうときは、私は決まって、これと
同じものでもっと安いのを探します。と
言い切ります。

ネット販売だと売る側にも当然リスクが
あるので仕方ないと思うのですが、どうも
買う側に立つと納得できない面もあるのです。

そう思っているのは私だけですか?
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儲かってないのに安売りをするタイル屋

安売りをしてタイル業界の品格まで落としているタイル屋
が、後を絶ちません。

いくら仕事がないとはいえ、安売りをするタイル屋
が私の周りにもたくさんあります。
仕事量もここ数年、タイルの単価が安いのもあり
外壁等、タイル貼の現場は多くなっています。

にもかかわらず、「安かったら取れる」という
風潮が業界の中に蔓延しています。

なぜでしょう?

材料も運賃もコストは上昇傾向にあり、タイル工事
の工程も短縮され業界全体が深刻な問題に迫られています。

今年の2月には、(社)全国タイル業協会は
「施工単価と早期発注・工期の適正化のお願い」
という書面を各ゼネコンに向けて発信されています。

タイル技能工も減少し、若年層の新規雇用も激減
しています。

あなたの会社は儲かってますか?

儲かってないのになぜ安く請け負ってしまうのでしょう。
私たちはこのタイル業界でもっと儲けてもっと楽しく
仕事をしていかなければなりません。

「なぜ安く請け負ってしまうのでしょう」

これを読んでくださっている方々と一緒に
考えていきたいと思いますので、思っていることや
業界の不満、悩みをコメントしてください。

まとまりのあるタイル業界を全員で作って行きましょう。