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タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

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労災って目が覚める思いがします。

少し前の話になります。

夜間工事でタイル工事を行っていたときです。
PM11:00ごろ電話が鳴り、当社の職長から報告
を受けました。

「○○君が怪我して・・」

一瞬、私の血液がシュワーっとした感じがしました。
話を聞いて自分でも少し落ち着いて考えられるように
なったとき

(そや!○○君は保険に入ってるって言ってた)

そう思い出し、少し安心して報告を聞いていま
した。

次の朝、○○君は右手を骨折。全治2ヶ月の診断が
出ました。労災の手続きや事故の報告書、再発防止
対策書などなど書類を山のように処理し、安全書類
をチェックしていました。

「○○君、一人親方の労災特別加入してないやん」

元請の安全担当の人がいい放しました。(うそー!?)
私は瞬間に青ざめてしまいました。

当時当社では、まだ労災や特別加入について書類や
マニュアルが整備できてなかったのです。

(保険入ってるって言ってたやん!)

○○君は「労災」という言葉もあまり知らなかった
ようで、自分が加入している団体の保険(健康保険)
に加入しているという意味だったのです。

私自身、労災保険の書類も提出してなかったので
確認もしていませんでした。

それから本人の加入している「○建労」に電話し
たり、労基(労働基準監督署)へ行ったり本人に
会いに行ったり、元請の本社に呼ばれて怒られ
たり・・・

とにかく大変でした。

一人親方や事業主の方が現場で事故された場合、
労災保険の給付を受けられません。
また、現場での事故の場合、健康保険も適用され
ないのです。

つまり、本人は保険を一切使うことが出来なく
なるのです。(ビックリするような金額が請求
されてきます)



現在は、当社でも安全衛生協議会を毎月第三土曜
に定期的に開き、安全について社員、職長が
集まり、様々な問題を話し合っています。

安全書類も個人別にデータで管理され、労災の
特別加入にはほぼ全員(98.3%)が加入してい
ます。また、会社・職長会で、労災上積み保険に
も入っています。


現場での事故は、本人はもとより、家族や周りの
人に多大な迷惑がかかります。

まだ、未加入の人はいませんか?



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