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タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

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ワンパックボーイでシミが・・・

リビングやダイニングで床に300角や400角の
大理石を張るおウチが増えてますよね。

今日は大理石のクレームのレポートをお見せします。

コンパネ下地の上に大理石を張る。
仕上がりはとてもきれいですよね。

でも、ご存知ですか?

1ヶ月、3ヶ月すると大理石に斑点のような
シミが出てきて大変なクレームになったことが
ありました。

お客さんは好んで白い大理石を選びます。

ポピュラーなのは、ビアンコカララやアジャックス
で、透明感のある白い大理石です。

もちろん、大理石の場合、撥水材やクリヤコートなど
裏面処理を行ってからボンドで張っていくのですが
どんなに裏面処理をしてもシミが出てしまうことが
あります。


「ワンパックボーイ」です。


ワンパックボーイは脂分が多く、後から大理石の
表面が濡れ色のようにシミが浮き出てくるのです。

ワンパックボーイは大理石には向いていないのですが
やはり1液タイプで弾性に作られているため
コンパネ下地などで使ってしまうのです。


私も使って同じようなクレームを受けたことが
あります。

そのときは、クリーニングや薬品洗浄をいろいろ
試みたのですが、結局すべてめくって張替えを
しなければなりませんでした。

やはり、ワンパックの脂分が表面に出てしまったのです。

ビアンコカララのような大理石には、きちんと
裏面処理を行い、アクの出ないボンドを必ず使うことが
絶対です。

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全国安全週間と安全大会と第二部特別講演

平成19年度 全国安全週間

毎年、6月1日から6月30日までを準備期間とし
7月1日から7月7日までを本期間として
さまざまな安全活動が行われます。

この時期になると元請業者の安全大会や
パトロール、災害防止協議会などたくさん
開催されます。

当社でも独自の安全大会を開催し、社員
ならびに職方全員で出席し、安全について
再度認識を高めるようにしています。

元請の安全大会では、安全表彰や安全の講和
など、特に安全について堅苦しい内容が
続きます。

そして第二部。


会場の雰囲気が和みすぎるぐらい和やかな
特別講演が始まります。


私は、楽しみにもしているのですが、心の
どこかで

「何の関係があるの?」

と思っています。これはどうでしょうか。
そして、参加賞というお土産をもらって
帰ってきます。

毎年、同じパターンで何年もやっていると
いくら、安全を再認識しよう!といっても
馴れ合いが生じてくると思いませんか?

あなたの周りで、変わった安全大会があれば
ぜひ、教えてください。

簡単に消えますよ。

最近、リビングやダイニングの床に400角や
600角の大理石調タイルを張ることが増えたと
思いませんか?

今日は私の物件で今日実際にあったことを
お話します。


引渡し間際で、検査の続く毎日。
クリーニングが完了し、見てみると600角
タイルの表面に黒い1ミリぐらいのキズが1本
発見されました。

監督さんから、「ごめん。誰がキズつけたか
わからんけど、張り替えてくれる?」といわれ
「ガーン」

周りはクリーニングですでにピカピカになっていて
今からハツって張り替えるのは大変!?



「大丈夫。簡単に消えますよ。」

「うそー??」


そうです。金属などで、うっすら黒く細い
キズはすぐに、簡単に消すことができるのです。

ますは、内装用の目地材と軍手を用意します。
次に軍手に少し水をつけます。その濡れた軍手に
内装用の目地材をチョンチョンとつけ、キズ口に
研磨剤をこすり付けるように塗りつけます。

車にワックスを塗る要領でキズをこすっていくと
浅い傷なら10秒ぐらいで消えます。

爪に引っかからない程度のキズなら簡単に消えます。



是非、あなたも試して見てください。


今日の検査は楽チンでパスしました。

格安ネット販売のウソ?

最近のお客さんは、やたらタイルに詳しい。
というより、建築に詳しい。

最近、頻繁にネット販売のタイルの問い合わせが
多いと思います。お客さんは簡単にネット検索して
格安タイルを探すことが出来るのです。

でも本当に安いのでしょうか?

例えば、お客さんは1平方メートル当たり
5,000円とある商品を材工の見積して欲しい
と持ってきます。

私は、早速ネットで調べて、見積をすると
9,500円になってしまいます。

お客さんは5,000円だと思っているのに
なぜ9,500円なの?と怒ってくる。



ここが一番の問題です。
確かに材料費は5,000円なのですが
運賃・当社の経費など含めると全く
別の金額になってしまうのです。

施工店にとっては迷惑な話で、さらに
こういう販売店の場合、決まって現金
前払いになっています。

このリスクを考えると全然安いとは思えません。

いつも取引しているメーカーなら信用も
出来ますし、もちろん売り掛けです。

こういうときは、私は決まって、これと
同じものでもっと安いのを探します。と
言い切ります。

ネット販売だと売る側にも当然リスクが
あるので仕方ないと思うのですが、どうも
買う側に立つと納得できない面もあるのです。

そう思っているのは私だけですか?

ボンドが固まらない?

アクリル系のボンドが固まらない。

通常の使い方をすれば、どんなボンドだって
固まります。

でもボンドが固まらない時があるのです。

昨年、大浴場でINAXの「A52」大型ボンドを
使用したときです。施主からタイルが割れているので
すぐに補修してほしいと言われ現地で補修をしました。

タイルをはずしてみるとボンドが全く固まっていないのが
わかりました。

以前にも同じようなことがあったので原因はすぐ
わかりました。

それは、ボンドの塗り厚だったのです。


アクリル系のボンドは、塗り厚が5ミリ以上塗ると
固まりにくいのです。さらに突貫工事などは
タイルを張ってすぐに目地詰めをしてしまいます。

ボンドが乾燥する前に目地をつめてしまうと、全く
固まらないのです。

特に浴室など湿気が多いところでは、十分なボンドの
乾燥期間をとってください。
それだけで全く硬化力は変わります。