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タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

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お客様のニーズに誠心誠意応える

「この石、裏までヒビが入ってるし、ダメですね」
「違いますよ。こういう石なんです」

問題の石は、「ぺルリーノホワイト」といって
オフホワイトの色で20mmピッチでひび割れたような
目が入っている大理石です。

いつもの私ならこの状況で、自分で選んどいて
何言ってんの?っと心の中で怒っています。

でも、素人のお客様には割れているように見えて
当然なのです。最近のお客様はネットや雑誌で
かなり建築のことを勉強している方も多く
絶対に自分は悪徳業者にいいようにされまいと
目を凝らして見ているのです。

私の会社ではもちろんそんな不良品を納入
するようなことはしません。

今回のこの大理石の件も、確かにヒビが入ったような
石なので、加工前にきちんと樹脂を流し込み
ひび割れしないように裏面に溝を掘り込み
ステンレスの鉄筋を埋め込んであるのです。

お客様にはそれが補修したような石に見えたのでしょう。

当社の職人もそのことをすばやく理解し、「これは
樹脂を流し込み、さらに補強まで入れているのです」
と、先ほどの手順を説明し、さらに

「これだけの補強が施してあればまず割れてきません」

とはっきり明言したのです。

お客様もそれを聞いて安心されたようです。
これは、現場で直接お客様と接する職人や
現場監督がきちんとした知識を持っていることが
大切です。

そして工場でも「いい商品を送り出す」という気持ちで
加工しているというのが大切なのです。

最近のお客様はネットや雑誌で建築屋の悪い
面ばかりニュースになっているのでかなり
ナーバスになっています。

そんなお客様に誠心誠意、気持ちをこめた説明や
アドバイスをしてあげることで、安心して
工事を任せていただけるのです。





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