まさに、メーカーの「特建」にやられました。
「特建」・・・現場が始まる前から施主や設計に
指名してもらい、自分家のタイルを使ってもらう。
よくある話で、これが結構邪魔な存在になったり
します。現場は常に流動的に進んでいるのに
事前に全てを把握しているような振る舞いをする。
先日も某現場で、外壁の100角タイル(いぶし)が
設計指定で入っていて、私も知ったメーカーだったし、
その担当者も何度も合ったことのある人でした。
事前に現場で数量をチェックし、二日前に発注を
かけました。
翌日、「タイルがありません」
担当者が電話をかけてきました。
私:「作ってあるからいつでも出せます。って
言ってたんちゃうん?」
担当者:「聞いてた数量よりオーバーしてます。」
私:「誰から聞いたん?」
担当者:「設計さんです。」
私:「・・・」
私も不注意でした。メーカーの在庫数を
確認できてなかったのです。設計とメーカーで
話が出来ていたので、当初から数量は変わって
なかったので安心していました。
無責任な担当者と不注意な現場担当者(私)
2人の「アホ」がそろったとき、こんな惨めな
結果が生まれるのです。
結局、足場バラシ二日前にしか、タイルは
焼きあがらず、一日で張って一日で目地を
つめるという離れ業を使うハメになってしま
いました。
やるべき事をやるべきときにしておく。
現場管理の核、基本中の基本です。
私も、もうベテランです。・・言葉が続きません。
人間は「基本」と聞いたらナメてしまうのです。
でも、それが全てのベース、コアなのです。
基本が全てだということなのです。
今回、私は良い勉強をさせていただきました。
これからも頑張ります。
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