今日現在、私が担当する現場で非常に
ブルーな現場があります。
まあ、どの現場も工事中はほとんど「ブルー」ですが。
あえて、「超ブルー」な現場があります。それは
役所の工事で、土間300角があって、当初はINAXの
ピアッツアで見積していたんですが、現場の予算上
別の同等品で受注金が決まっていました。
現場の所長も好意的で、同等品の見本も出し、ほぼ
色まで決まっていました。
役所の工事なので、当然材料承認を頂くため、
1、カタログのコピー
2、試験データ(反りや曲げ強度など)
3、MSDS
各3部ずつ提出していました。
悲劇はここからです。
「これは同等品にはならないよ。」
役所からの返答に、何で?と叫びました。(心の中で)これには
私も22年間、タイル工事にかかわってきましたが、初めての
経験でした。
ピアッツアよりも曲げ強度が、ほんの少し弱かったのです。
(でも、同等品もJIS規格の基準は楽に越えているのに・・・)
サーと、あたりが「ブルー」になりました。
ピアッツアと同等品の単価は、ゆうに230円ぐらいの
差額があります。つまり1平米あたり2645円のマイナスが
生じます。
「施工費が消えた」
この「超・超ブルー」な現場は、今日も3人の職人さんが
一生懸命にタイルを張ってくれています。
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