当社では、100%既調合セメント(NSタイルセメント)
を使ってます。
私自身も絶対の信頼をしています。
最近は、コンクリート直張りでタイルの貼り付けを
行いますので、「下地が・・」という言い訳は
通用しません。
100%タイル屋の責任施工です。
が、きちんと「洗浄されたコンクリート」は必要ですが
作業手順どおりに
1、吸水調整剤(6倍液)を塗布。
2、既調合セメントで、コンクリートにコテ圧を
かけて塗りつける。
3、塗り厚を5ミリ程度になるように塗り重ねる。
4、オープンタイムを10分までとし、タイルを貼り付ける。
この施工要領でタイル張りを行えば、99.9%浮きは防げます。
それぐらい、既調合セメントの性能は高いです。
が、しかし既調合セメントを使っても浮くことがあります。この雨です。去年のことですが、外壁に二丁掛タイルを「ヴィブラート工法」
で、タイル張りを行いました。
ヴィブラートを使ってのタイル張り、疑いようのない
接着力があるとおもっていました。
でもタイル張り直後、夕立に見舞われ、タイルセメントにも
直接雨が当たったようなのです。次の日、確認のため
打音テストをしたところ、5,6枚がアウトだっただけで
その他のタイルは無事だったのです。
(正確にいうと、そのときは大丈夫だったのです。)
一週間が過ぎ、本格的な打音検査を行いました。
瞬間に私は青ざめました。
カラカラと乾いたタイルの音が鳴り響いたのです。
浮いてる!?そうです。前回無事だったところもアウト!
めくってみると、タイルセメントが白くなり
白華した断面でした。
既調合セメントでも硬化中に水に触れると
アウトです。
その後、すべてをめくって張りなおしたのは言うまでもないです。
この一週間、雨は降り続いてます。工期が迫り、職人さんの段取りも切迫していると
思いますが、決して無理して施工しては危険です。
後から、浮いてしまったといっても取り返しがつきません。
後からのほうが、何倍も手間と費用がかかります。
安全第一。
品質第一。
あなたも無理してませんか?
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