いつも情報を活用していただき
ありがとうございます。
昨日、ある現場監督から1本の電話が
ありました。
今日は、久々に品質についての記事です。
その現場は、当社が施工していない物件なのですが
その監督さんとは、親しくさせていただいているので
私に相談に乗って欲しいと電話があったのです。
★ここから★
RC構造の外壁に、
はるかべ工法でINAXの
はるかべくんを張っているんやけど、タイルが張り終わって
打音検査をしてみると、何箇所か浮いていたので、はつって
張替えたんや。
今度は、接着剤の改良圧着で張ったんやけど、また浮いてるねん。
なんでやろ?
★ここまで★
こんな内容でした。
はるかべ工法の場合、音も出にくいのはわかるけど
明らかに、浮いた音がするのは、やはりタイルと接着剤と
コンクリートのどこかに空洞があるはずです。
でも、接着剤とはいえ改良圧着で施工したなら
まずタイル面と接着剤との間には、空洞はないはずです。
では、接着剤とコンクリートの界面なのでしょうか?
・・・・・。
私は、いくつかの原因を考えてみました。
躯体のコンクリートの制度が悪く、ワンパックを
厚塗りしたため、ボンド張りの鈍い音が出ている。
躯体が悪く、改良圧着しても塗り厚が薄いため
接着剤同士がくっついていない。
単純に叩き込み不足。
なんにしてもめくってみれば、70%ぐらい原因が
わかるはずです。
私は、監督さんに2~3枚ランダムにめくってみて
界面を見てほしい。といいました。
そのあとの結果は聞いていませんが、今後
外壁を
はるかべ工法で施工する機会が
増えてくると思います。
もちろん、こうした打音検査も実施されるはずです。
この結果は、とことん追求して今後に生かして
いきたいと思います。
皆さんにもご報告しますので、参考にしてください。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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