忍者ブログ

タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

タイル下地を信用してはいけません。

いつも読んでいただきありがとうございます。



今日は、タイル下地についてお話させていただきます。

基本的にマンション・ビルなどの現場では、タイル下地を
左官屋さんがしてくれます。

最近では、ほとんどがコンクリート直張り、一部下地補修が
主流で、左官屋さんも補修程度でしか外壁はさわってくれません。

しかし、例外もあります。 「役所仕事」です。

公共工事の現場では、きちんとタイル下地を作ってくれます。
それもモルタル下地です。昔は、ほとんどがモルタルでタイル下地を
作ってくれたので、タイル張りもとても楽に施工することができました。

ところが、最近のモルタル下地は、はっきり言ってダメです。

モルタルの材料の質が落ちたのか、左官屋さんの腕が落ちたのか
昔のような良いタイル下地は見ることはないです。

昨日もある高校の耐震補強の現場です。

私は冗談で、「モルタル地は浮いてるし、検査してから
張らなあかんで。」と職長に笑いながら現場を後にしました。

お昼過ぎに、職長から電話が入りました。



職長   「明日、仕事できひんわ」

私   「なんで?どうしたん?」

職長  「モルタルが浮いてるねん。!」

私   「マジで!?」



急遽、本日「注入屋さん」の登場となりました。

実は最近、本当に良くあるのです。モルタル下地の浮きが。
滋賀県での国交省の現場もモルタル下地なのですが、
ところどころ下地が浮いているのです。

モルタルが浮いているのは、職人さんならすぐにわかります。

共通してほとんどの浮いている部分には、クラックが入って
いるのです。

仮にクラックが入ってなくてもタイルを張ってたたいていると
ほかの正常な部分とは違う音が出るのです。

浮いている部分は、大体が15センチ角ぐらいの小さい
浮きです。(たまに600角ぐらいのもあります)

こんな小さい浮きが何箇所も出てくると仕事になりません。
まして、知らずに張ってしまって、後から「打音検査」をして
発覚する場合もあります。

そうなると、またハツッて張り替えないといけないので、本当に
迷惑な話です。

いずれにしても、作業前のチェックは必ず行うようにしましょう。
自分以外のミスで張替えなんてたまりませんよね。

ではまた。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。




PR
Comment
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする: