仕事の少ない、厳しい時代に
なんと情けないクレームだろう・・・
4月竣工のマンションを2008年1月より
タイルの施工にかかり、3月末で無事検査を
受けることができました。
年度末は、どの現場もバタバタで、職人さんの
入場数も半端ではありません。
問題のこのマンションでは、比較的タイル工事の
進行は、ゆっくりで8人から15人ぐらいのペースで
進んでいました。
45角と95角のモザイクタイルを張り合わせた
なかなか感じのいいマンションです。
が・・・・
デベロッパの検査も終盤にさしかかった頃
当社に1本の電話が入りました。
ゼネコン担当者) ちょっといいですか?
私)は、いいですよ。
ゼ)吹き抜けのことなんですが、もしかしたらヤバイです。
私)何がですか?
このとき、私は全く身に覚えがなかったのですが・・
というより、足場をばらしてから一度も現場に行って
確認をしていなかったのです。
ゼ)吹き抜けで、タイルの目地から、タイルセメントが
噴出している箇所が何箇所もあります。
私)・・・・?
吹き抜けは、施工当初から照明も少なく
コンクリートの精度が悪く、下地補修も
何度も行ったところです。
ご存知のとおり、吹き抜けは、施工時には一番暗く
完成時には、一番明るいところで、一番気を使って
施工しないといけないところでもあります。
なぜか?
原因は簡単です。
ひとつは、担当者(私)の管理ミスです。
打音検査を若い社員にまかせっきりにしていたこと。
自分でも吹き抜け部は、いつも気にして精度ばかり気にして
いたので、日ごろいつも見ていました。
が、逆にタイルが張れたあとは、完全に気持ちのなかから
消えていました。
もうひとつは、タイル張り職人のそうじミス。
最後に、目地職人のミス。
単純な話です。
・・・・今回の教訓・・・・
自主検査の徹底
施工時の照明設備の充実
職人の自主管理の徹底
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