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タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

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石風呂から奇妙な粉が・・・

「こんな風呂入れへんわ!!」


暑い、暑い真夏日が続く今日この頃ですが
またもやクレームの電話が私を走らせてくれます。

今回は、浴室の洗い場、浴槽に細かい粉が
吹いて出てきたのです。


以前の記事にも書いたのですが、当社は
浴室の床目地には、必ずハイフレックスを
混入して施工しています。

今回も同様に、ハイフレックス入りの目地を
使用しているので、目地セメントが吹いてくる
ことはないので、何が原因なのか、その日の
うちに現場に急行しました。

現地で見てみると・・・



床に張っている御影石(ジェットバーナー仕上げ)の
表面がボロボロと粉を撒き散らしていたんです。


わかりやすく言うと、


通常、ジェットバーナー仕上の石は
そのまま張って終わりなのですが、歩いたり
するとジェットバーナー部分がこすれて
とがった角は、粉状にはがれてしまうのです。

浴室などでは、表面を少し削り気味にしておかないと
粉が出てきたり、素足が切れたりする場合があります。


処理の仕方としては、


石の表面を「カッターナイフ」で、削ぐように
削ります。

すると表面のとがった部分が丸くなります。


今回もこの方法で無事、クレーム処理ができました。
お客様にしてみれば、当然文句を言いたくなる
状況だったと思います。

即日、対応できたので喜んでいただけました。



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あと2年でますます増える外壁大規模改修工事

マンションやテナントビルの大規模改修工事。

 今後、益々工事量が増えると思います。当社でも
外壁補修工事は、年々増え続けています。 

今日は、外壁リフォーム(大規模改修工事)の進め方についてお話します。 

まず第一に現地を確認することです。 

元請から連絡が入ったら現地へ行ってタイルの色や形状を
確認するのです。 大規模改修で一番多いのは、《浮きやクラック部分》の
タイルを張り替える工事です。

10年~15年前のタイルは、まず廃盤になっているはずなので、
色あわせで新たに焼く必要があります。 

通常、大規模改修の場合、200㎡~350㎡ぐらいの張替えが多いと思います。

 メーカーでワンロット300㎡で焼いてくれるので現状の
タイルをはがし、メーカーに送ると見本焼きをしてくれます。 

300㎡以下の場合だと《1式いくら》になるので見積のときに
元請に対して説明が必要だと思います。 


最近見つけたのですが、小ロットでも5万円から
焼いてもらえるメーカーもあるので、参考にしてください。

 補修タイル製作研究所 TileLab (タイルラボ) 

見本焼きには、2週間から20日ぐらいの納期がかかります。 

1度で色が出ればラッキーですが、なかなか出ないのが普通
ですので、さらに2週間・・かかることもありますが、ここは一番
大事なのできちんと色を出していただきましょう。 


次回は、工事の流れについて詳しくお話させて頂きます。

国土交通省の安全書類

複雑・ややこしい・めんどくさい


本当に大変です。

国交省の現場を受注したのですが、書類
が本当に多いです。

通常の安全書類などはデータにまとめてあるので
下請けの二次業者が何社あろうと10分ぐらいで
完成さすことができます。

国交省の場合、主任技術者の資格の写しや
顔写真、契約書や注文書、請書・・などなど

いま、当社の専属の二次業者が7社入っている
ので、書類が本当に多くなり、とても邪魔くさいです。



昼間は現場や打合せが多く、夜しか時間が取れません。


たぶん、当社のようなゼネコン下請け業者の
担当者はみんな同じ悩みを持っていると思います。
ずばり、時間がないと思います。


そこで、安全書類のデータやファイルとしての
残し方など、マニュアルを作ろうと思います。


今回、国交省の安全書類をまとめあげたら、その
データを欲しい方に、プレゼントしたいと思いま
す。


私と同じ悩みを持っている人は、たくさんいると
思います。是非、役立てて欲しいと思います。
完成まで、多少の時間はかかると思いますが、必ず
完成したらプレゼントをしたいと思います。


データが欲しい方は、ご連絡してください。

tileconcierge@gmail.com

(もちろん無料です。)



日射病だけが熱中症というわけではない

梅雨が明けたこの季節、一番暑さがこたえますよね。

この季節に熱中症は起こりやすいのです。



なぜでしょうか?


梅雨で曇り空が続き、いきなり太陽が
ガンガンに照りだし、一気に気温も上昇します。

人間の体は、急な気温の上昇に体がついていきません。
大体、二週間ぐらいかかると言われています。

そうすると、体内の熱を外に逃がすために
たくさんの汗が出るのです。大量の汗は
体内の水分や塩分を失うことになり、熱中症に
なるのです。

熱中症には、塩分補給が大切なことは
十分知られていると思います。


熱中症のイメージは、サンサンと照る太陽の
もと、めまいや痙攣(けいれん)、耳鳴り
嘔吐・・・があります。


しかし、サンサンと照る太陽のもと、ではなく
室内や、曇り空での熱中症もあるのです。

大量の発汗により、血液が濃縮し、心臓の負担増大
や血流分布の異常がおこり、熱疲はいが起こるのです。



もし、熱中症が起こってしまったら、まず救急車を
呼びましょう。

そして、涼しい場所に移し、衣服を緩めて安静にさせ
スポーツ飲料を与えます。

首や脇の下、足の付け根など太い血管がある場所を
冷やして、足を高くし心臓に血液を送るようにします。
このときの注意点は、氷など急激に冷しすぎると
体に負担をかけますので、冷水や濡れタオルで
冷やすのがポイントです。

予防策として、こまめに水分補給(スポーツ飲料など)
を行ったり、涼しい場所での休憩をとることが大切です。


が、私が最近思うのは、十分な睡眠と栄養のある食事を
しっかりとっていれば、ヤワな体にはなりません。

高校球児を見てください、炎天下の中で、走り回って
います。

しっかりボディケアをし、自分を管理してください。



暑さは、今からが本番です。


暑さでバテバテのタイルマンより。

400角タイルが頭の上から落ちてきた?

「ちょっと補修工事で、タイルのかけらがあるのですが、
今から持っていくので、見てくれませんか?」

400角のタイルなんですが、2枚落ちてきたんです

私は、出先立ったので「帰ったら電話します。」
といって、その場は詳しい話は聞かなかったのですが
会社に戻って、タイルのかけらを見て、ビックリしました。

電話で聞いていた話では、400角タイルが「ダンゴ張り」で
張ってあったのが、落ちてきた。ということでしたので
てっきり30年ぐらい前の建物で、古い昔のタイルがめくれて
落ちてきたのだと思っていました。

帰ってきてタイルのかけらを見ると、なんと

「INAXのクロノストーン メトロポリスG」という
3年ぐらい前に出たタイルでした。

さらに驚くべきは、

落ちてきたタイルのかけらには、全くセメントやボンドが
ついていない、綺麗に裏足が見えた状態のタイルだったのです。



つまり、施工不良以外の何者でもありません。

帰ってきた後に電話をかけて、詳しく話を聞くと


「400角タイルを外壁に張っているのですが、タイルセメントで
点張りにして施工しているみたいです。」

この話を聞いて私は、また、ビックリしました。

先日もタイルセメントの性能の記事を書きましたが
使い方を間違えると、本来の接着能力を全く発揮できません。

タイルセメントは、5ミリ程度の塗り厚からタイルを
張って、2ミリ程度まで叩き込んで、初めて本来の
性能を発揮します。

まして、タイルセメントをダンゴ状にして、石張りのような
点張りをしてタイルを張るなんて自殺行為です。



今回、この補修工事は110㎡にも及ぶ大規模改修なると
思います。

現状、110㎡の400角タイルが落ちる寸前の状態です。

早急に対処しなければならないと思います。
実際に工事が着工すれば、もっと詳しくお話も
できると思いますが、あなたもくれぐれも間違った施工や
間違った工法で工事を進めることのない様、しっかりと
した、施工手順を守って、タイル工事を行ってくださいね。