忍者ブログ

タイル屋のクレームはいっぱいあります。日々の「クレーム」を日記風に綴り、「クレーム」から新しい商品やサービスの有益なヒントを得たいと考えています。「クレームは知恵の宝庫」

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

送り出し教育で時間短縮

午前8:15 朝礼が終わり、新規入場教育が始まります。

ゼネコンの現場では、当たり前の風景です。

新規入場の個人用紙に各自が名前、住所、連絡先
所属会社など書き込んでいきます。

全員が書き終えるころには、すでに15分ぐらい
経過しています。それから安全当番の監督さん
からの場内説明や現場の状況、現場のルール等々
20分程度の入場教育があります。

入場教育が終わり、事務所を出て、タバコを一本吸います。

時計を見ると9:10

ありますよね。

私たち下請け業者は、ゼネコンの予算で受注させてもらい
請負で作業をします。当然ですが朝の30分は非常に
重要です。


入場前に「送り出し教育」をやっていたらどうでしょう?


朝礼が8:15に終わり、全員が新規入場の個人用紙を
提出、事前に記入を済ませてあるので提出するだけです。

すぐに監督さんの説明が始まるのですが、現場の状況や
ルールは事前に教育されているので、無駄な質問や
めんどくさい印象はありません。

入場教育のあと、タバコを吸い終わり時計を見ると

8:30

どうですか?30分は多く仕事ができます。

送り出し教育を受けた場合、現場の状況も
事前に把握できているので職人さんの動きが
まったく変わります。

最近では、「送り出し教育」は義務づけされている
ことも多いですが、邪魔くさがらず、真剣に
教育されることをお薦めします。
PR

レンガ造りの家に住もう

湖の見える湖岸に平屋のレンガ造りの家。
リビングは二段ぐらい下がったところにあり
ローソファーにゆっくり腰を下ろしてコーヒー
をすする。


これが私の夢の生活です。


突然ですが、レンガ造りの家についてシリーズで
お伝えしたいと思います。

シリーズといっても内容や資料も少なく
私自身もイメージの世界、というぐらいの
知識です。

でも、昔からレンガの家に住むのが夢で
レンガ造りの写真を見るたびに思いを走らせて
いました。

今、私はタイル屋ですが今日も写真を見ていたら
レンガ屋になりたい気分になりました。

緊急企画、レンガ情報求む

レンガは素人同然の私です。情報やレンガ業界の
実情のネタをどしどし募集します。
コメントに書き込んでください。

また、タイルコンシェルジュとして、アドレスを
とりましたのでそちらにもメールください。


tileconcierge@gmail.com

よろしくお願いします。

上乗せ保険Ⅱ

助かったよ。

1年ぐらい前の話です。

その日の作業も終わりに近づき
職長のNさんが明日の仕事の段取りをしに
足場へ上がった時でした。

現場の足場が固定されておらず、Nさんは
地下のコンクリートの上に転落したのです。

彼は、事業主として労災特別加入していました。

ご存知の通り、事業主の労災は治療費や入院費
は、全額保険でまかなえます。そして休業補償も
掛け金によって支給されるのです。

が、休業補償を1日1万円の設定にしていた場合
80%の8,000円しか支給されません。

実情としては、掛け金のことや個人の保険の
こともあり、1日5,000円の補償にしている方も多く
その場合、4,000円しか補償されません。

一家の大黒柱が仕事を休み、1日4,000円では
実際厳しいですよね。

ですが、上乗せ保険が非常に助けとなります。

治療費、入院費と休業補償は労災保険から
お金が出ますし、上乗せ保険も掛け金や
条件によってですが、日額5000円は補償されます。

それと皆さんが個人で掛けている傷害保険などを
あわせると、何とか生活だけはできると思います。

職長のNさんも

「本当に、助かったよ」といって退院後話してくれました。

上乗せ保険にもいろいろありますが、会社からの負担や
職長会、親睦会(協力業者)などが分担した場合
それほどの負担はかかりません。

そういった意味でもみんなでもしものときのために
最低限の上乗せ保険に加入しておくべきだと
思います。

それは、事業主や会社としての責任でもあると
思います。
そして、安心して現場に送り出すことができる
と思います。

安心して職人さんを送り出せます。

あなたは事業主として安心して職人さんを
現場に送り出すことができますか?

当社では胸を張って送り出すことができます。

今日は、その秘密をご紹介したと思います。

事業主や一人親方の労災特別加入制度はご存知ですね。
労働者はもちろん一人親方、事業主も特別加入で
万が一のときでも労災が適用されます。

しかし、あなたが事業主の場合、下請けの職人さんや
従業員に対して、労災が起きた場合、本人の保険だけ
出なく、さらに安心して仕事をしてもらえるように
してあげてください。

それが「上積み保険」です。


実質、一人親方の特別加入などの保険は、掛け金によって
治療費は十分に出ますが、休業補償に関してはほとんど
ないのが、現状だと思います。


当社では、3年前から「上積み保険」をかけていますが
最近は事業者の責任として、当たり前のようになって
きました。



事故前は保険代にあてるお金もなく
「最低限の保障があったら俺はええねん」と本人が
言い切っていたとしても労災が起きた場合
その家族はそうは思いません。

会社のために、会社の指示でその現場に
行っていたのに保障は個人任せ?

と、会社に文句を言ってきます。そういう意味でも
「上乗せ保険」をかけていた場合、本人や家族に
対して誠意をみせることができます。

掛け金によって保障も変わりますが、あると
ないでは、まったく違います。

当社も会社・職長会・親睦会で三等分して
保険をかけています。

事業者として胸を張って現場に送り出すことが
できますよ。

次回、具体的な説明もいたしますが、(上積み保険で)
かなり助かったという方もたくさんいると思います。

これも会社のリーダーとしての誇りを持って
仕事に集中してください。



本場スペインでタイルを見た

こんな家に住みたい。


16:00 閑静な住宅地に建っているM邸へ
タイル補修の打ち合わせに行きました。


大きな家の塀の天端にスペインタイルが張ってあるのですが
今回の補修はそのうちの何枚かが剥がれ落ちたため
復旧と点検を依頼されたのです。

この建物は、バブル期に新築されたもので
建物の形状から屋根瓦、窓、サッシ、タイル
すべてをスペインから輸入してスペインの住宅を
そっくり日本に持ってきたような家です。

新築時は当社も施工させていただいたのですが
あらゆるところにスペインタイルが使用されていて
とても上品に仕上げられています。

いつ見てもかっこいい御家です。

屋根瓦といいドアや窓、いかにもスペインっていう
感じの家でついつい見とれていました。

「こんな家に住みたい」

打ち合わせもそっちのけでタイルの使い方や
色合い、古ぼけた感じの土間など全体の
バランスを遠めで見ていました。

幅木にも土間にもタイルが張ってあり
すべてデザイン張りされています。

タイルの使い方としてものすごく勉強に
なりました。こういうのを見ると、改めて
タイルの美しさ、良さを感じます。




ただ、悲しいかなタイルをふんだんに使った建物は
少なく、豪邸でしかタイルの風合いを楽しめなく
なってきています。

ちなみにこのM邸、新築当時のお値段は3億円だったと
思います。