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まさに、メーカーの「特建」にやられました。
「特建」・・・現場が始まる前から施主や設計に
指名してもらい、自分家のタイルを使ってもらう。
よくある話で、これが結構邪魔な存在になったり
します。現場は常に流動的に進んでいるのに
事前に全てを把握しているような振る舞いをする。
先日も某現場で、外壁の100角タイル(いぶし)が
設計指定で入っていて、私も知ったメーカーだったし、
その担当者も何度も合ったことのある人でした。
事前に現場で数量をチェックし、二日前に発注を
かけました。
翌日、「タイルがありません」
担当者が電話をかけてきました。
私:「作ってあるからいつでも出せます。って
言ってたんちゃうん?」
担当者:「聞いてた数量よりオーバーしてます。」
私:「誰から聞いたん?」
担当者:「設計さんです。」
私:「・・・」
私も不注意でした。メーカーの在庫数を
確認できてなかったのです。設計とメーカーで
話が出来ていたので、当初から数量は変わって
なかったので安心していました。
無責任な担当者と不注意な現場担当者(私)
2人の「アホ」がそろったとき、こんな惨めな
結果が生まれるのです。
結局、足場バラシ二日前にしか、タイルは
焼きあがらず、一日で張って一日で目地を
つめるという離れ業を使うハメになってしま
いました。
やるべき事をやるべきときにしておく。
現場管理の核、基本中の基本です。
私も、もうベテランです。・・言葉が続きません。
人間は「基本」と聞いたらナメてしまうのです。
でも、それが全てのベース、コアなのです。
基本が全てだということなのです。
今回、私は良い勉強をさせていただきました。
これからも頑張ります。
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「この石、裏までヒビが入ってるし、ダメですね」
「違いますよ。こういう石なんです」
問題の石は、「ぺルリーノホワイト」といって
オフホワイトの色で20mmピッチでひび割れたような
目が入っている大理石です。
いつもの私ならこの状況で、自分で選んどいて
何言ってんの?っと心の中で怒っています。
でも、素人のお客様には割れているように見えて
当然なのです。最近のお客様はネットや雑誌で
かなり建築のことを勉強している方も多く
絶対に自分は悪徳業者にいいようにされまいと
目を凝らして見ているのです。
私の会社ではもちろんそんな不良品を納入
するようなことはしません。
今回のこの大理石の件も、確かにヒビが入ったような
石なので、加工前にきちんと樹脂を流し込み
ひび割れしないように裏面に溝を掘り込み
ステンレスの鉄筋を埋め込んであるのです。
お客様にはそれが補修したような石に見えたのでしょう。
当社の職人もそのことをすばやく理解し、「これは
樹脂を流し込み、さらに補強まで入れているのです」
と、先ほどの手順を説明し、さらに
「これだけの補強が施してあればまず割れてきません」
とはっきり明言したのです。
お客様もそれを聞いて安心されたようです。
これは、現場で直接お客様と接する職人や
現場監督がきちんとした知識を持っていることが
大切です。
そして工場でも「いい商品を送り出す」という気持ちで
加工しているというのが大切なのです。
最近のお客様はネットや雑誌で建築屋の悪い
面ばかりニュースになっているのでかなり
ナーバスになっています。
そんなお客様に誠心誠意、気持ちをこめた説明や
アドバイスをしてあげることで、安心して
工事を任せていただけるのです。
世間はゴールデンウィークに突入し、私の住んでいる
京都市では観光客が押し寄せています。
もちろん、私は仕事をしており明日も仕事です。
クレームらしいクレームも今週は無いと思い
ます。そこで私の自己紹介を兼ねて、なぜ
このブログをはじめたのか?をテーマに今週は
お話したいと思います。
私は学校を出てから15年間この仕事を
経験させていただき、自分でも自信をもって
タイルの知識をアウトプット出来るように
なりました。
ただ、タイル業界・建築業界の競争は年々
厳しく、売上も伸びず・・・
そして私自身のスキルも止まってしまいました。
「このままではダメ」
タイル業界というのは非常に閉鎖的な
部分があり、特に京都という地域は閉鎖的
です。
私はこのブログを通して、色んな地域の
業者さんや職人さんとコミュニティを
作り上げたいと思っています。
ブログの中では、クレーム処理や技術指導や
技術改善、情報の共有を目指した内容で綴って
行きたいと思っています。
あなたのお役に立てる内容を目指していく
よう心がけていきたいです。
それが私自身をスキルアップしていく方法だと
信じています。
長々と最後まで読んでいただき、ありがとう
ございました。
こんにちは。
私は、日本初のタイルコンシェルジュです。
っと言っても日本で誰も名乗っていないので私が日本初です。
1番というのは何でも気持ちいいもんです。
日本で一番高い山は富士山ですし、日本で1番最初にタイル
コンシェルジュを名乗ったのは私、
「北出 昌浩」です。
私はタイル業界で15年間、工事管理をしてきました。
たくさんのクレームやトラブル、人間関係・・・いろいろ
経験しました。
このブログでは、クレームを日記風に綴り、解決方法や
処理の仕方を読者の皆様にシェアーしていきたいと思っ
ています。
気付いた事やご意見がありましたら、どんどん「コメント」
してください。